餓狼の話

レビューというより単なる紹介にしかなっていない昔のコンテンツの
掘り起こしです。今後加筆するかは未定です。
1.餓狼伝説3
ゲーセンではぐっと惹きつけられるストーリーや音楽から結構楽しんでいまし
た。SS版を買って久しぶりにやってみたところ次のリアルバウトの方がゲー
ムとしては面白いと思いましたが、やはりリアルバウトシリーズに続く布石と
なるストーリーは大変に興味深く、餓狼シリーズ中でストーリーは最高傑作だ
と思います。ギースの復活、秘伝書の謎などギースに関する事が多いですね。
結局全作を通じてボガード兄弟の物語であると同時にギースの物語ではないで
しょうか。

システム的にはやたら複雑で、初登場の潜在能力は凄まじく難しい技でした。
例えるなら後のデッドリーレイヴやアンリミテッドデザイアといった感じで、
コマンドを連続させていくものです。私は当時ろくにキャンセルもかけられず
潜在など縁の遠い話でしたが、友人はサクサク出していました。
最強キャラはテリーと言われ、実際永久コンボがある上、そんなもの使わなく
ても十分強かったです。私のメインキャラでした。

ラインシステムが複雑だったというのは、手前と奥にボタンを使い分けなけれ
ばならず、その上よく超必がライン移動に化けたりして悲惨な目にあいました。
2.リアルバウト餓狼伝説
個人的にはシリーズ中最高傑作だと思っています。システムの複雑さが解消さ
れ、ラインはDボタン一発でオッケーになりました。パワーゲージが採用され
潜在能力が簡単なコマンドで出るようになりました。
ストーリーはギースの死までです。ギースはこの作品でついに肉体が消滅しま
す。後のKOFシリーズや、RBS、RB2でギースが出ているので喜びの声
とそして何故?の声もありましたが、RBS以降のギースは秘伝書に宿る気だ
けのギースです。ギースは肉体は滅びましたが、その強力な気は秘伝書の秦王
龍の気をのっとり、ついにはギースが秘伝書の真の主となったのです。
また、KOFのギースは同様に考えられますが、私独自の解釈ではKOF世界
は夢の世界であり、年に一度のSNKの祭典と考えています。そのためKOF
のギースはちゃんと生きた状態であると思っています。

さて、RBの話に戻りますが、他にガードキャンセルや簡単なコンビネーショ
ン攻撃によって初心者でも簡単に入れる世界となり、また上級者にも奥の深い
ゲームとなりました。キャラバランスはRBシリーズ中最高だと思います。全
てのキャラが強いという事で均衡が保たれています。若干キムとビリーが強い
ので、この上位2キャラでの戦いは当時の定番となりました。個人的にはこれ
ではビリーにぶがあるように思えますが。

問題なのは画面両はじからリングアウトで勝負のつく事もあり、はじに追いつ
めると有利な事このうえなかったです。この頃はラインで防御できたりせず、
本ラインからの攻撃が常に最強であったため、ラインは連続技、緊急回避、一
部キャラの攪乱戦法にしか使い道がありませんでした。

かなりハマったゲームなので、ほとんど全てのキャラを使いました。メインは
最後まで秦崇雷です。先読み帝王天耳拳と、素早い動きを使った攪乱が私の崇
雷の武器でした。
3.リアルバウト餓狼伝説スペシャル
前作でギースは死んでいるのですが、なんとそのライバル、クラウザーは生き
ていました。というわけでクラウザーとその部下Aをもまきこんだバトルにな
るわけですが、特定条件を満たせば秘伝書の中のギースと戦えます。ナイトメ
アとして出てくるギースは凄まじく強力な技を使ってきます。

ギースはアーケードでは使用できませんが、アンディ、マリー、タン、ビリー
には別ヴァージョンが存在し、使用できます。これはCPUとしては出てきま
せん。別モードキャラは技に大幅な変化があり、ちょっとダークな感じがなか
なかかっこよいです。

強かったのはビリー。兎に角ビリー。ブレイクショットというガードキャンセ
ル攻撃があるのですが、ビリーはそれも出しやすく強いです。連続技でゲージ
を一本持っていくのも・・・。
私はクラウザーを主に使いましたが、このゲームではほとんど全てのキャラに
おいてABCと順にボタンを押してやる事により、お手軽に隙のないコンビネ
ーションを繰り出す事ができます。
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